ご挨拶・企業理念

社長

代表取締役 CEO 岡田 孝夫

  • 東北大学工学研究科博士課程終了
  • オリンパス光学工業 技術研究本部
  • 旧工業技術院 産業技術総合研究所
  • アトムテクノロジー研究体「原子・分子極限操作技術」
    グループリーダー
  • 平成11年 (株)生体分子計測研究所 設立
  • 平成18年6月 (株)エルエイシステムズ 100%子会社化

社長メッセージ

株式会社 エルエイシステムズ(LAS)は1993年6月28日に故阿久津政明氏によって設立されて以来、NMR・MRI装置部品と関連ソフトを中心としたシステムソリューション提供を事業の核として発展してきました。

当初は、NMR解析ソフトウェア及びNMR装置部品を中心とした事業展開でありましたが、ユーザーのニーズに対応して、MRI画像解析ソフトウェア・MRI装置部品、ソフトウェア作動環境のシステムの提供も行うようになりました。

具体的には、日本国内の企業研究所・大学研究室・公的研究機関向けに、海外の定評のあるユニークで且つ高品質なソフトウェア及びNMR/MRI装置部品を輸入販売し、研究支援する業務を中心としてきました。

システムとして販売する際には、ハードウェアも同時に扱うことによって、設置、導入をトータルに引き受けますので、ユーザーが安心して研究、開発に専念できる環境を構築することができ、これがLASの特徴となっています。大企業にはない、応答の速さ、きめ細かいサービス及び機敏性を活かした営業展開を進めてきました。

また、インターネット、イントラネットをはじめとする、ネットワーク環境及びサーバー設計、クラスター構築についても早くから注目・展開し、サービスの一環としてきました。

営業展開にあたりましては絞り込んだ技術を基に、ユーザーとの結びつきを大切にしてきました結果、幸いにも多くのユーザーの方々に支持されてきました。例えば、東京大学、京都大学、大阪大学、山形大学、北海道大学、九州大学、長崎大学、日本医科大学、朝日大学、放射線医学総合研究所、産業技術総合研究所、 農林水産省、理化学研究所等の大学・公的機関のみならず、大学付属病院、民間大手病院、トップ20の製薬会社、食品会社といった日本の主要な大手病院、民間企業研究所のほとんどに、システムを納入してきました。

2005年10月に、創始者の阿久津政明社長が死去した後事業発展のために2006年6月20日に株式会社 生体分子計測研究所(RIBM)の100%子会社となりました。

会社組織、従業員、開発元との関係を含む事業はそのまま継承され、ユーザーへのサービス提供には何らの支障もなく事業継続できておりますのも、ひとえに皆様方のご支援の賜物と感謝しております。

RIBMの定評のある生体分子のナノスケール計測技術とシナジー効果を取り入れ、今後もサービス項目・内容とをより充実させていき、いっそう強化してまいります。

企業理念

創業以来に渡って培ってきた数多くの実績を基盤とした4つのセグメント、「NMR構造解析・分子モデリング」、「MRI画像解析・MRによる代謝解析」、「NMR/MRI装置部品」、「計算機環境・サーバー・クラスター」の統合提案により、効率の高い研究環境及び研究支援ソリューションを提供しています。

1.NMR構造解析・分子モデリング

「NMR 構造解析・分子モデリング」セグメントは、長期間の実績のあるたんぱく質のNMR応用構造解析から分子モデリングまで多くの提案を行ってきました経験を活かして、NMRデータベース(1H、13C、NMRスペクトルのデータベース)の提供等、ユーザーの方々から多くの様々な要求に対応しています。

2.MRI画像解析・MRによる代謝解析

「MRI 画像解析・MRによる代謝解析」セグメントは、ユーザーの支援を受けながら、NMR解析技術と経験を有効活用してこの分野を開拓し、分子イメージング、fNMR、化石の復元、歯列矯正等の応用に実績を重ねてきました。さらにMRデータから代謝解析も行うソフトウェアを用意し、今後益々発展するこれらの分野へのソリューション提供を強化していきます。

3.NMR/MRI装置部品

「NMR/MRI 装置部品」セグメントは、上記のNMR・MRI装置で使用される、解析のために必要な特徴あるプローブ、RFコイル、固体NMR用MASローター等を提供して、研究効率の向上に寄与してきました。今後もこれを発展させ、解析ソフトウェアとの統合を提案していきます。

4.計算機環境・サーバー・クラスター

「計算機環境・サーバー・クラスター」セグメントは、大学・研究機関に対してLinux サーバー、Linuxクラスター構築してきた実績を踏まえ、NMR・MRI解析ソフトウェアの動作環境及びユーザーの利便性を総合的に考慮して、効率と使 い勝手の良い統合システムを提案していきます。

 

常にユーザーニーズを先取りして、以上の4つのセグメントを総合的に勘案した提案を行い、それに基づいて設計・構築し、研究者のための統合研究支援ソリューションを提供することがLASの事業理念であります。