LCModel はMRI装置の1H MRS(PressまたはSteamシークエンス)から代謝産物の定量解析を行うソフトウェアです。
弊社ではLCModelセットアップ済みPC販売、および有償での保守・サポートを行っております。
bin2rawなどのバージョンアップ、他OSでの動作版の開発、カスタムbasis-setの作成などのサポート業務についてもご相談ください。
代表的なMRメーカーのrawデータの読み込みに対応しており、スペクトルを自動処理(FT, 位相補正等)し、カーブフィットした後に、MR装置、TE毎のBasis-setデータと比較し、代謝物毎のピーク分離で計算されるピークエリアから各代謝産物の定量(水分を基準としたmM(mmol/L)濃度、または対Creatine比)計算を自動的に行います。分析結果はMRスペクトル、代謝産物の名称、濃度、標準偏差(SD)の情報と共にポストスクリプト(PS)ファイル、CSVファイル、TXTファイルへ出力されます。オプション設定で指定代謝物のピーク分離解析結果を出力することもできます。また解析後プロセス用のシェルスクリプトを変更してPSファイルからの画像変換、集計などをカスタマイズできます。
※本ソフトウェアを医療及び研究用途にご使用になる場合、ユーザー様の責任の下でご利用ください。また、記載内容は予告なしに変更する場合があります。
<重要> GE社のMRでLCModelをご利用の皆様へ
GE社のソフトウェアをDV30.1以降にバージョンアップする場合:
LCModel最終版(6.3-1R)のbin2rawで対応できなくなっています。弊社年間保守ユーザの⽅は、ご連絡いただければDV30.1対応変換スクリプトを提供いたします。
GE社のソフトウェアをDV26以降にバージョンアップする場合:
先にLCModelのバージョンを6.3-1L(最終版6.3-1R)以上にアップグレードしてください。6.3-1Hより古いバージョンではDV26以降に対応していないのでLCModelで解析ができません。 LCModel最新バージョンのダウンロードは以下の「ダウンロード、インストール」から行ってください。 GE社でのDV27以降のソフト、Airコイルの組み合わせでの測定で、正常なMRSのPファイルが出力されない現象が報告されています。LCModel側では対処できない原因のため、GE社のサービスの方と測定時の設定について相談してください。
ダウンロード、インストール
(既存のユーザは上書きインストールで最新版にアップデートできます)
ダウンロード:
LastUpdate(2021/02/07 LastVersion) :
64bit版 lcm-64_v6.3-1R-20210207.tar
32bit版 lcm-32_v6.3-1R-20210207.tar
※64bit版はGE社DV16のみ読み込み不具合があります。DV16を読み込む場合は32bit版を使用するか、64bit版インストール後に32bit版tarファイルを解凍して内部から~/gelx/bin2rawファイルをコピーして使用して下さい
※アップデート後GEデータを解析する時、新しいデータのタグ情報と既存のProfileに保存されているタグ情報との互換性がない場合、保存ディレクトリがsaved直下になる場合があります。(解析時にタグ情報から自動で作成される保存ディレクトリが作成されない)
その場合GUI画面から「Reconfigure」ボタンを選択して「Restore Default」でProfileのディレクトリ生成方法をリセットし、
解析終了時に「Exit&Save」を選択してProfileを保存してください
※ 2021年2月に、健康上の理由で開発者Dr. Stephen Provencher氏の引退と、LCModel開発中止及びHP上でのオープンソース化の連絡がありました。 エルエイシステムズでの製品版LCModelソフトウェアのライセンス販売は終了しますが、日本国内でのLCModelセットアップ済みPC販売、および有償での保守、サポートは継続しております。 bin2rawなどのバージョンアップ、他OSでの動作版の開発、カスタムbasis-setの作成などのサポート業務も行っています。
LCModel home page 上にダミーライセンス設定方法、製品版でのcontrol parameterでのライセンス認証の無効化方法が記載されており、標準的な医療用MR用の脳basis-setファイルへのリンクがあります。
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