動物実験用グラジエントコイル [Resonance Research]

小動物MRIに求められる、高い傾斜磁場性能と安定性

Resonance Research社の動物実験用グラジエントインサートコイルは、マウスやラットをはじめとする小動物MRI研究用に設計された、アクティブシールド型のグラジエントコイルシステムです。

最大1,500 mT/mの高い傾斜磁場強度と高速な立ち上がり性能により、高速EPI、拡散強調画像法(DWI)、心臓・脳・全身イメージングなど、幅広い前臨床MRI研究に対応します。

また、シムコイルを一体化しており、撮像領域における静磁場均一性の改善にも貢献します。研究対象、必要な撮像範囲、マグネットのボア径、使用するグラジエントアンプに合わせたシステム提案が可能です。

 

動物実験用グラジエントコイルの特長

◆高いグラジエント強度

最大1,500 mT/mの強力な傾斜磁場に対応するモデルをラインアップしています。
微細構造の撮像、拡散MRI、短いエコー時間を必要とする高速撮像など、小動物MRI特有の高い空間分解能要求に応えます。

◆高速スイッチング

モデルにより100~300 µs程度の立ち上がり時間を実現します。
短い立ち上がり時間は、短TE撮像、高速EPI、DWI、心臓シネMRIなどに有効です。

◆アクティブシールド設計

グラジエント磁場の外部への漏れを抑えるシールド構造を採用しています。
周辺構造物に発生する渦電流の低減や、MRIシステム全体への影響の抑制に配慮した設計です。

◆グラジエント・シム一体型

多くのモデルでは、グラジエントコイルとシムコイルが一体化されています。
Z0、Z2、ZX、ZY、C2、S2などのシム項を補正し、対象領域のB0磁場均一性を調整できます。モデルによって7チャンネル、13チャンネル、14チャンネルなど、搭載されるシム構成が異なります。

◆強制水冷システム

独立した複数の冷却経路を持つ強制水冷方式を採用しています。
高熱伝導性樹脂による含浸構造と複数の温度センサーにより、連続撮像時の発熱を管理します。

◆高い耐久性と互換性

無酸素銅、ガラス繊維、エポキシ樹脂を使用し、真空樹脂含浸によって振動の低減と耐久性の向上を図っています。標準的なマグネット構造に対応する取付機構も用意されています。

 

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BFG-102/60-S13:コンパクトな60 mm内径と1,000 mT/mの高い傾斜磁場性能

BFG-102/60-S13は、マウスなどの小型げっ歯類を対象とした高分解能MRI向けグラジエント・シム一体型コイルです。
定格134 Aで1,000 mT/mのグラジエント強度に対応し、300 V駆動時の立ち上がり時間は300 µsです。グラジエント効率は7.34 mT/m/Aで、40 mm DSVにおいて±5%の設計直線性を備えています。13項相当のシム構成により、Z0、Z2、Z3、ZX/ZY、Z2X/Z2Y、C2/S2、ZC2/ZS2、C3/S3などを補正できます。

 
<主な用途>
• マウス脳MRI
• 高分解能解剖画像
• 拡散強調画像法
• 高速EPI
• 小領域の局所撮像
BFG-102/60-S13 製品カタログ

 

BFG-113/60-S6最大1,500 mT/mに対応する高性能マウスMRI用モデル

BFG-113/60-S6は、60 mmの内径を維持しながら、最大1,500 mT/mの高いグラジエント強度を実現するモデルです。
150 A・300 V駆動時の立ち上がり時間は100 µs未満で、45 mm DSVにおいて±5%の直線性を備えています。短いTEが求められる心臓シネMRIや、動き・血流によるアーチファクトを抑えた撮像に適しています。

 
<主な用途>
• マウス心臓MRI
• 心肺同期シネ撮像
• 高b値拡散MRI
• 短TE撮像
• 高速EPI
BFG-113/60-S6 製品カタログ

 

BFG-155/100-S6:100 mmクラスの内径と優れた直線性を両立

BFG-155/100-S6は、内径101.6 mmを確保しながら、最大400 mT/mのグラジエント強度に対応するモデルです。
45 mm DSVでは±2%、75 mm DSVでは±10%の直線性を備えています。小型モデルよりも広い内部空間を持つため、ラットの撮像、動物固定装置、生体モニタリング機器、RFコイルなどを組み込む構成に適しています。
X、Y、Z軸のグラジエント効率はそれぞれ異なり、設置するアンプや要求性能に応じたシステム設計が必要です。

 
<主な用途>
• マウス・ラットMRI
• ラット脳MRI
• 生体モニタリングを併用した撮像
• 広いアクセス空間が必要な実験
• 高い磁場直線性を重視する撮像
BFG-155/100-S6 製品カタログ

 

BFG-200/115-S14:116 mm内径と高次シムを備えた汎用性の高いモデル

BFG-200/115-S14は、内径116 mm、定格グラジエント強度675 mT/mのグラジエント・シム一体型コイルです。
290 A・500 V駆動時に100 µsの立ち上がり時間を備え、80 mm DSVで±4%、100 mm DSVで±10%の設計直線性を実現しています。
Z4を含む14チャンネル相当のシム構成を備え、比較的広い撮像領域で高度なB0均一性調整を行いたい研究に適しています。

 
<主な用途>
• ラット脳・全身MRI
• EPIおよびDWI
• 高次シミングを必要とする撮像
• 広い均一領域を必要とする研究
• マルチ核種MRI・MRSシステムへの組込み
BFG-200/115-S14 製品カタログ

 

BFG-240/120-S6:最大1,000 mT/mに対応する120 mm内径モデル

BFG-240/120-S6は、120 mmの内径と最大1,000 mT/mの高いグラジエント強度を組み合わせたモデルです。
定格200 Aでは615 mT/m、ピーク325 Aでは1,000 mT/mに対応します。325 A・750 V駆動時の立ち上がり時間は150 µsです。
比較的広いボア径を確保しながら強いグラジエントを必要とする、ラットMRIや拡散MRIに適しています。

 
<主な用途>
• ラット脳・全身MRI
• 高強度拡散MRI
• 高速EPI
• 大型RFコイルとの組合せ
• 生体管理機器を組み込んだ実験

BFG-240/120-S6 製品カタログ

 

BFG-270/150-S7/S14:151 mmの広い内径に対応する大型動物実験用モデル

BFG-270/150シリーズは、内径151 mmを備えた大型の動物実験用グラジエントコイルです。
定格300 Aで450 mT/mのグラジエント強度に対応し、200 A・300 V駆動時の立ち上がり時間は130 µsです。80 mm DSVにおいて±5%の設計直線性を備えています。
シム構成は7チャンネル仕様と14チャンネル仕様から選択でき、必要なB0補正能力やシステム構成に応じて選定できます。

 
<主な用途>
• 大型ラット
• ラット全身MRI
• 広い動物固定スペースが必要な実験
• 大型RFコイルとの組合せ
• 高次シミングを必要とする研究

BFG-270/150-S7/S14 製品カタログ

 

 

グラジエントコイルの選定

グラジエントコイルの選定の際には、動物と撮像対象の大きさ、必要なグラジエント強度、立ち上がり時間とスルーレート、シムチャンネル数、既存システムとの適合性などを確認し、研究システムに合わせたグラジエントコイルをご提案します。

また、標準製品に加えて、研究目的や装置構成に応じたコイルのカスタマイズにも対応しています。導入をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

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