Mnova MS
Mnova MSは、異なるベンダー・データのための共通インターフェースと全ての自動処理機能(データの読み込みと表示、積分、バックグラウンド除去および複雑なコンピュータ分析など)を提供しています。 これにより非エキスパートでも同様に通常業務を行え、高品質の仕事を最小の時間で行うことができ、組織におけるボトルネックを除去します。
主な特徴
- NMRとLC/GC/MSデータの組み合わせ
- マスクロマトグラム(EMC)とUVトレースを簡単に生成
- スペクトル確認のため自動分子マッチング
- 与えられた質量イオンピーク用の潜在的な元素組成を自動的に計算
- 自動化を組み合わせMSレポートの作成
- サポートしているLC GC MSの形式
NMRとLC/GC/MSデータの組み合わせ
- LC, GC, MSデータをドラッグアンドドロップにより自動的に開く
- 自動あるいは手動でTIC、MSおよびUV跡の中のピークを積分
自動ピークピックおよび積分はスペクトルが読み込まれたときに行なわれ、自動結果は手動で編集することができます。 - TICピークに基づいたスペクトルのバックグラウンドの除去、非除去を選択
- スペクトルを手動で追加
- DADとPDAトレースと同様に異なるTICやMSスペクトルを表示

マスクロマトグラム(EMC)とUVトレースを簡単に生成
与えられた質量範囲または明確な m/z 値と与えられた波長からのUVトレースのためEMCを簡単に生成し、 重なったピークについてより正確な情報を得るためEMCとTICのピークを比較します。
スペクトル確認のため自動分子マッチング
NMRプラグインに実装されているNMRによる構造確認用の多くのツールに加え、 MnovaではLC/GC/MSによる自動構造確認用ツールを実装しています。
この機能は非常に高速で完全な初心者でさえ使用することができるほど簡単です。
化学構造をインポートし、どれがあなたの測定データと一致するかソフトウェアに確認させます。 アサインの適合基準はカスタマイズすることが可能です。

与えられた質量イオンピーク用の潜在的な元素組成を自動的に計算
高精度のマススペクトルデータにより、与えられた分子イオン用の潜在的な元素組成を決定する。 Mnova MSを使うことで、マススペクトルの任意のピークの'Elemental Composition'分析を可能とします。
自動化を組み合わせMSレポートの作成
Mnovaは、Mnova Scripting Capabilitiesを用いて任意の組織の反復や付加価値をもたらさない仕事の多くを自動化することを可能にします。 ここではいくつかの例を示します。
自動解析及び自動レポート

以下の手順により上のようなレポートが作成されます。
- TIC, with peak integrals
- UV traces, with peak integrals
- Structures and their Selected Ion Chromatograms, and Mol Match
- results
- Lists of TIC and UV peaks with area% > 5
- Co-added MS spectra for each of the TIC peaks with area% > 5
バックグラウンド除去スクリプト

サポートしているLC GC MSの形式
Mnova MSはベンダーに依存しないソフトウェアです。 現在、以下の形式をサポートしています。
Windows
- Agilent – ChemStation, MassHunter, Ion Trap
- Bruker – Xmass, Compass1 and Daltonics1
- Waters – MassLynx
- Thermo Scientific – Xcalibur
- mzData and mzXML
- JEOL – MSQ 1000, FastFlight
- AB SCIEX – Analyst2
- AB SCIEX Data Explorer
- Shimadzu
- NetCDF ANDI-MS
Mac / Linux
- Agilent – ChemStation
- Bruker – XMass
- FSU – Midas
- mzData and mzXML
- Waters – MassLynx (Mac only)